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hitosato vol.3 p.38  北摂里山大学(市民大学講座)は、里山に関する理解を高め里山活動に積極的に取り組む人材の育成を目指して平成24年度に開講されました。 一年を通して10回程度の講座で構成され、今現在社会人の方も受講しやすいように土・日に開催、里山を体感するフィールドワークが多いのも特徴。平成25年度は第2期生30名が熱心に受講しました。 里山管理に関する知識・理論や技術の習得だけでなく、生物多様性や環境学習、歴史・文化などのジャンルにまで幅広く楽しく学べるカリキュラムとなっています。 講師には、経験豊富な研究者や森林ボランティア・環境活動団体のベテラン指導者などを迎え、確かな知識と技術を習得できるようになっています。 フィールドワークでは、日本一の里山、川西市黒川(伝統的里山)での調査・観察、植樹活動をはじめ、県立有馬富士公園(先進的里山)で里山管理の手法を学び、森林ボランティアなどの活動団体と協働作業も行います。 そこでさまざまな活動団体との人のつながりやネットワークをつくることにより、今後の里山活動の基盤づくりに役立っています。 受講生は、現在、森林ボランティアや環境活動団体に所属している方や、今後里山に関わる活動をされる方、企業内で里山に関する取り組みを行っている方など、里山に関する背景や知識もさまざまですが、里山への関心はそれぞれ並々ならぬものを持っていらっしゃいます。 カリキュラムには、受講生同士及び活動団体との情報交換会や交流会も取り入れられており、受講生は、里山大学で培った知識・技術・ネットワークを活かして森林ボランティアや環境活動団体、ボランティアガイドなど、今後自分にあった里山の関わり方を見つけ、北摂里山で大いに活躍することが期待されます。生物多様性に富んだ北摂里山で楽しく学ぶ第2回『湿原の生物多様性・保全』丸山湿原第5回『里山管理実習ほか』 県立人と自然の博物館第1回『北摂里山博物館構想概説ほか』県立人と自然の博物館調査座学実践里山理論を学ぶ基本技能・知識の習得実践に向けたフィールドワーク

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