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p.43 hitosato vol.3里山で学ぶ北摂里山30のフィールドを利用した里山環境学習里山環境学習プログラム概要1学期竹炭焼き、ササユリ生育調査、下草刈り2学期工作(橋の制作、設置)、腐葉土作り、植樹バウムクーヘン作りやハイキングをして楽しむ子どもたち。 三田市立高平小学校3年生の里山環境学習を受け持つのは、三田里山どんぐりくらぶ。その環境学習の大きな特徴は、高平ナナマツの森をフィールドに、年間を通して7回~8回の里山環境学習プログラムが組まれていることです。その間、子どもたちは、5人1チームとなって学びます。 三田里山どんぐりくらぶ副会長で環境学習担当を務める小西直行さんは、「何か一つ学習したら、何か一つ楽しいこと」をモットーに、自分が子どもの頃に、里山での遊びを通して学んできた思い出をたどりながら、子どもたちに勉強の場を提供されています。 何か工夫していることはありますか、と聞くと「里山環境学習には、時間の都合がつくご両親には、参加してもらうようにしています。今の親世代も里山で遊んだ経験が少ないし、子どもと同じ体験をすると、新たな会話が生まれます。そして、また高平ナナマツの森に遊びに来てもらえるようになると思ってるんです。あとは、やっぱり遊びの要素を取り入れることですね。自然の中で遊ぶ楽しさを知ってもらって、多くの子どもたちが里山に出かけて遊ぶようになってほしい」と。 一方、担任の先生は、「年間を通した里山環境学習は、里山の知識や実践などを学ぶことを通して、子どもたちは「チームの仲間を思いやる気持ち」や「何かをやり遂げる達成感」を学んでいきます。下草刈りや重い物を持って運ぶときは、友達に「大丈夫?がんばって」と自発的に声掛けをするようになるなど、びっくりするほど大きく成長しますよ」と、喜んで話してくれました。三田里山どんぐりくらぶ活動地  高平ナナマツの森活動時間 毎月第1日曜日・第3土曜日     第4金曜日     9:30~15:00連絡先  三田市経済環境部農業振興課内     TEL:079-559-5090三田里山どんぐりくらぶ三田里山どんぐりくらぶ三田里山どんぐりくらぶ“まなび”と“あそび”

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