北摂里山のこれから里山放置林の管理について、生物多様性・植生景観の保全、防災・減災、児童の体験学習、生涯学習といった視点から夏緑高木林などを目標林とするよう提案してきました。里山放置林の放置がさらに続き、放置巨木林の出現が始まっています。巨木林の管理のためにはその伐採が必要であり、巨大な伐採木の処理が大きな課題となります。伐採木のバイオマス利用を目指す時期が来たのかもしれません。また、こどもたちへの自然体験学習がさらに注目され、その支援依頼が増加すると予測されます。こどもたちへの自然体験学習の指導方法についても、より効果を上げる手法の検討や指導方法のレベルアップが必要となるでしょう。北摂里山博物館が里山の再生や保全、環境学習や人材育成に継続して取り組んでいくことを期待してやみません。服 部 保兵庫県立大学名誉教授北摂里山大学学長27
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