hitosato 2025 Vol.6
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森林ボランティアや環境活動団体によって、間伐や下草刈りなどの里山整備、自然観察会や環境学習などの里山活動が活発に行われていた阪神北地域。構想誕生の背景には地域住民の環境意識や市民力の高さがありました。心の癒しや精神的な豊かさ、生きがいを求めて自然と接する生活が見直される中、里山を現代人のライフスタイルに結びつけ、地域の活性化につなげることが兵庫県阪神北県民局の重要施策となったのです。フォーラムから3カ月後、懇話会に代わって「北摂里山博物館運営協議会」を設立。学識経験者、各副市町長、マスコミ・企業関係者、県民局長を構成員とし、構想を推進していくことになります。ウェブサイトの運営、情報の収集、北摂里山大学の開校など、構想で計画された事業を行うために事務局が設置され、3名の職員が採用されました。2012年度からさまざまな事業が一斉に始まります。●メインリーフレットの作成●情報誌﹁●ウェブサイト﹁の運営開始︵5月︶●PRポスター・チラシの作成●北摂里山エコフェスタの開催●北摂里山大学の開校●こども北摂里山探検隊の実施コーナー・ビジターセンターの開設。北摂里山街道を示す看板などの設置。里山への来訪や環境体験学習、保全団体の活動などの利便性向上のためバイオトイレが設置され始めたのもこの頃です。︵北摂里山博物館構想・北摂里山AB判108頁︵ポスター3回︵2012年9月~2013年2月︵全7000部︶チラシ1回︶国崎クリーンセンター︶全9回受講生︵p﹂︵﹂6          ︵8月2日宝塚自然の家参加者︵149会員2012年末現在︶hitosatol.1hitosato.jvoの発行●教師のための環境体験学習会の実施●北摂里山サポーターズクラブの設立翌年度には、里山の保全活動や利活用などの取り組みに対し助成する「北摂里山魅力づくり応援事業」も始まりました。県民局においても構想を推進する事業が始まります。ポスターやチラシなどにより里山情報を発信するインフォメーション北摂里山博物館のスタート構想が生まれた背景協議会の設立県民局事業との連動JRと阪急の宝塚駅をつなぐデッキに設置されたインフォメーションコーナー川西市黒川・桜の森にバイオトイレを設置(2013年6月)情報誌「hitosato」の創刊号(2012年9月)11月4日10回︶32名︶30の紹介︶80名︶

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