北摂里山博物館 

 伊丹市内の昆陽池、宝塚市内の県立宝塚西谷の森公園や亦楽山荘、川西市内の黒川地域や県立一庫公園、三田市内の県立有馬富士公園や高平ナナマツの森、猪名川町内の杤原めぐみの森や大野山(おおやさん)など阪神北県民局管内にある里山の一つひとつを展示物に見立て、多くの人が気軽に訪れ、それぞれの目的に合わせて利活用できる"地域まるごと博物館"とします。
 これらの里山は、構想対象地域の東西を流れる猪名川、武庫川に沿って点在しており、これらの里山を多くの人々に楽しみながら自由に巡っていただくため、猪名川町の大野山(おおやさん)から伊丹市の伊丹緑地に至るルートを「猪名川里山街道」、三田市から伊丹市の昆陽池公園に至るルートを「武庫川里山街道」として位置づけます。また、たがいに固有の自然環境や歴史、文化を有する猪名川流域の「伝統的里山」と武庫川流域の「先進的里山」を結ぶ東西の回廊として、ふたつの河川の中上流域を川西市の黒川から猪名川町、宝塚市を経て三田市の有馬冨士公園まで東西に結ぶルートを「北摂里山街道」として構想の柱のひとつに位置づけます。
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豊臣秀吉や千利休が好んだとされる茶道の「菊炭」が今なお生産される、日本の伝統文化と深く結びついてきている北摂の里山。高い市民の力で整備や管理が行われ、自由に散策できるフィールドが楽しみな北摂の里山。ソメイヨシノの母種「エドヒガン」の群生や「台場クヌギ」の力強い姿が見られる北摂の里山。
 
北摂の里山は今なお豊かな歴史・文化や生物多様性などの魅力を保つ希少な空間です。神戸、大阪の大都市に近接、日本の原風景が広がり、人と里山が互いに恵みを与えあう、日本人のこころの原点。今、北摂の里山は魅力を満載し、地域まるごとミュージアムとして新たに動きはじめます。